ohinhinのブログ

友達に書いた文章で出来のいいものがあったらネットの波に放り込みたいと思います。

アメリカン射精について(体験談) 東京都 大学生 21歳

  ~序~

君たちはアメリカン射精という言葉を知っているだろうか?

もちろん初めて聞く人がほとんどだろう。

何故ならば僕が今思いついた単語だからである。(念の為、ネット検索をしたがアメリカン射精という単語は存在しない。)

なぜ僕が唐突にこんなことを言い出すのかというと、今ものすごく射精したいからである。しかもアメリカ領土のグアムで。

 

事の発端はグアム旅行に行くことから始まる。

僕はお父さんが務めている会社の社員旅行(家族を連れていくこと可)に両親、妹と参加することになった。

僕の住んでいる宮城県からグアムに行くためには仙台空港から中部空港に乗り継いでグアム行きの便に乗ることになっていて、初めての海外旅行ということから期待に胸を膨らませている。

ところが天気は台風の影響で嵐のような豪雨が降り続いている。

激しい雨が降ると無性にわくわくするタイプの僕だが、今日に限っては飛行機がちゃんと飛ぶかという不安しかなかった。

 

悪い予感は当たるもの。台風によって中部空港からグアムへの便が14時間遅延する連絡が仙台からのフライトを終えたと同時に届いていた。

初の海外旅行でアクシデントが起こるなんて本当についていない。

しかし14時間の突然のフリータイムはお酒を交え、とても楽しいものになり、あっという間に過ぎていった……。

 

だが身体は正直。疲労は身体に蓄積されていく。人は疲れると何を思うだろうか?無論、射精から睡眠のルーティーンだろう。運動神経も頭脳も平凡、射精も一日一回週7回の一般的な大学生の僕がそう思うのだから大多数がそのルーティーンが頭によぎったであろう。そう、僕は今ものすごく射精したいのである。しかも旅行前日はなぜか抜かなかったため、セクシーなお姉さんに囲まれて5時間たった男子高校生ばりに性欲が高まっている。

こうなってしまったら止まらない。この世界のすべてがエッチに見える。

Instagramを開けば、アイドルやAV女優達の自撮り。えっちだ。

Twitterを開けば、エロ漫画家や画像botによる肌色成分たっぷりの画像。えっちだ。

LINEを開けば、企業の宣伝に女っ気のないトーク欄。これはえっちじゃないな。

総合的にSNSは危険だ。スマホをしまって湊かなえの小説でも読むか。レイプシーンを描写している。えっち感知。

これはもうおとなしく空港を眺めていよう。CAさんは可愛いなあ。ムラムラしてきたあぁダメだダメだ。・・・。CAて何の略だっけ??「C射精 Aしたい」だっけ?くぇrちゅいおp」:;lkjhgfdさzxcvbんm、。・gらいうkでぇbgkjふぉあおいfgjkじゃじゅえぎうあばばばばばばばばばばばばば

 

いかんいかん。人間の形がたもてなくなっている。

こんなことを考えている間に飛行機が出発する時間になっていたのでとにもかくにも飛行機に乗り込んだ。

 

 

~計画的S~

僕はグアム行きの飛行機で離陸の浮遊感を堪能しながら物思いにふけていた。「はてさて、いつどこで射精しよう?」と。

しかし、グアム旅行をこんな下品なことで汚したくはない。抜くのはこの旅行で一度だけ、一番すべきタイミングにすることを心に誓った。

今回の旅行は3日間で、いま飛行機に乗っている時点が1日目のはじまりとする。また、3日目も移動がメインなため意外と時間は限られている。

まず、グアム行きの飛行機で射精しようかと頭によぎったが、幸運にもCAがブスだ。変な気があまり起きない。

 

案外おいしい機内食ハンバーガーを食べながら、これ以上股間に栄養を送りたくないよーと思っていた時に先ほどのブスのCAがコーヒーポットを持ちながら何やら話しかけてきた。「Would you like a cup of coffee?」

たぶん簡単な英語で「わたしと一発ヤリませんか?」と言ってるに違いないだろう。僕は激しく動揺したが、なんとかプライドが勝った。答えはもちろん「No thank you.」だ!

 

女性の誘いを断った僕はある種の賢者モードに入っていた。まず抜く必要があるのかと。

僕はとある検証により最低でも2週間のオナ禁ができることが立証されている。それなのにほぼ一週間程度のオナ禁に屈していいものかと。

冷静になるんだ。冷静になって思考をめぐらせるんだ。そして、すぐに結論にたどり着き、僕は不敵に笑った。

オナ禁は意味ないし、身体にも悪いよ。」

そうそう今回の旅行のテーマはオナ禁じゃない。どのようにアメリカ領土で射精するかだ。いやこれも違うが、射精しないという選択肢はない。

英語の名言集に「If you want to be  happy,be.(幸せになりたいのならなりなさい)ーロシアの思想家・トリストイー」ってあるくらいだし、射精したいならすべきだよな。うん。

 

おっと、文書を書き留めてるうちにもうグアムについたようだ。この物語の後半はすべてが終わった後にでも書こうかな。はたしてこれからの僕はどんな決断をし、いつ射精をするのだろうか。

 

 

 

 

~ガンマンは弾を節約しない~

 グアムへ入国し流暢な英語で会話する警官を見て「俺より少しだけ英語上手いやん(震)」と脳内でイキリながら、空港を出る。異常な湿気とやや日本とは違う街並みを見てグアムに来たんだなと再確認した。

 

オナ禁は4日目に入る。小学生なら「射精したいよー」と駄々をこねる頃だろう。僕の精通は中二の大晦日だがね。HAHAHA

このようにセルフアメリカントークで気を紛らわせてはいるが、本気で股間が辛くなってきた。唐突に勃起してしまうし、深呼吸して収めても10分後には勃起してしまう。つい、「僕のちんこはスヌーズ機能付きか!」とツッコんでしまう。本当にグアムに何をしに来たんだ。

頭の中が邪なものに支配されているが、その日は水上バイクやバナナボートといったマリンスポーツを楽しみ、ステーキやシーフード料理を食べた。しかし頭の中が射精でいっぱいなので、このグアムイベントについては「すごかった。」ということしか覚えていない。

夜ごはんを終え、今日はあとはホテルで寝るだけだ。その時間はもう抜くことしか頭にない。心に決めたグアム旅行での一度きりの射精というカードを初日にきる。ところでホテルの部屋は妹と一緒で両親の部屋にドア一つでつながっているそうだ。

え?

ホテルの部屋は妹と一緒で両親の部屋にドア一つでつながっている!?

Holly shit!なんてことだ!完全にその問題を忘れていた。だが僕の頭の射精審議委員会は射精するの方向で満場一致している。僕はもう止まらない止められない。[絶対安全領域トイレット]があるじゃないか。

このようにして僕は初めての外国旅行の一日目にグアムの下水道に遺伝子を流し込んだあと、眠りについた。

 

 

~ダムは一度で放水しきらない~

異様に気持ちの良い朝を迎えて上機嫌で飛び起きる。昨日に比べ頭がさえ、まともにグアム旅行が楽しめそうだ。

午前は水陸両用バスで島一周、午後は免税店を巡る買い物ツアー、そして夜にはディナーショーがあり露出の高い衣装や激しい腰つきを堪能した。

今日は昨日に比べグアムを堪能した気がする。開放的な服装や深い谷間などを・・・。

 

ふぅ…。

 

分かってた。分かってはいたさ。

4日ほど溜めた分が一回じゃ放出できないし、なによりグアムはちんちんに悪い観光地だ。

自らに定めたグアムでは一度だけ、最高の瞬間に抜くといった制約は易々と打ち砕かれる。

「抜くことに抗えぬ俺の意思♪股間の硬さはまるで石♪」と韻を踏みながらトイレへと駆け込む。

このようにして僕は二日目も致したのであった。

 

 

~2度R=3度R~

「グアム最終日。今日は朝起きたら空港に向かって日本に帰国するだけである。朝四時半に起床し、五時半にはホテルを出るため本当に本当に帰るだけである。」

 

僕は夢の中で見知らぬ誰かに向けた今日の予定の解説を終えたあとに目覚めた。時間は四時になるところ、起きて準備するか二度寝を決め込むか迷うところだ。

とりあえず寝返りをしようとしたら異変が起きていることに気づいた。そう、股間にだ。

朝勃ちをしている。毎晩こっぴどく抜いている僕には珍しい現象だ。グアムでの肉中心の食事が精力をつけさせたのであろう。

みんなが起きるまで時間はあるし、朝勃ちと早起きの組み合わせはまるで神が僕に抜けといっているようなものだ。

そうと決まれば僕はトイレに駆け込む。グアムで3回も発射するとは思わなかった。

一度自分を見直すべきだなと痛感し、この旅行は幕を閉じた。

 

 

~賢者帰国~

家に帰るまでが旅行と思っている人には申し訳ないが、いま僕は帰りの飛行機で今回のグアム旅行を振り返っていた。鮮やかなビーチ、独特な文化、ディナーショーなどの写真を眺めてはいるものの、やはり写真には残せない射精との闘いの思い出が濃い。旅行の思い出をカレーライスで表すと、射精との闘いがカレーライスでグアムの思い出が福神漬orらっきょだ。

この旅行全体で射精のことしか考えてなかったといっても過言ではない。

今回のグアム旅行で学んだことはちんちんが元気な限り、僕に旅行を楽しむ権利がないということだけだった。

 

家に着いた後、旅行が終わってしまった寂しさと同時に家に帰ってきた安心感を感じるが何かすっきりしない感覚に襲われる。

こうしてグアム旅行は中途半端な気持ちで幕を閉じ、この気持ちを発散するために僕はxvideosを開いたのであった。 

(完)